WinSCPでエックスサーバーにファイルをアップロードする方法 (SFTP/SCP接続)

ステップ 1: エックスサーバー側の設定（SSH設定と鍵の生成）

まず、エックスサーバーのサーバーパネルでSSH接続を有効にし、公開鍵認証用の鍵ペアを準備します。

1.1 SSH設定を有効にする

• サーバーパネルにログインし、「サーバー管理」から「SSH設定」をクリックします。
• SSH設定がOFFになっている場合は、**ON**に変更し、「設定する」をクリックして有効化します。

1.2 公開鍵認証用鍵ペアを生成する

• 「公開鍵認証用鍵ペアの生成」タブをクリックします。
• 任意の**パスフレーズ**（接続時に使うパスワード）を入力し、「確認画面へ進む」→「生成する」をクリックします。
• ダウンロードされた**秘密鍵ファイル**（サーバーID.keyというファイル名）をPCの**安全な場所**に保存します。このパスフレーズと秘密鍵は忘れないようにしてください。

ステップ 2: WinSCP側の設定とログイン

エックスサーバーからダウンロードした秘密鍵（.key）をWinSCPで使える形式に変換し、必要な接続情報を設定した後、ログインを行います。

2.1 接続情報の入力

• WinSCPを起動し、新しいセッションを開きます。
• 以下の情報を入力します。
  • 転送プロトコル: SCP (または SFTP)
  • ポート番号: **10022**
  • ホスト名: サーバーのアドレス
  • ユーザー名: サーバーのユーザー名（FTPユーザー名）

2.2 秘密鍵の変換と設定

• 画面左下の「設定」ボタンをクリックします。
• 設定メニューから「SSH」→「**認証**」の順に進みます。
• 「秘密鍵ファイル」の欄で、先ほど保存した**サーバーID.key**ファイルを選択します。（※ファイルの種類を「すべてのファイル(.)」に変更しないと見えない場合があります。）
• WinSCPがPuTTY形式に変換するか尋ねてきたら「OK」を選択し、パスフレーズを入力した後、**PuTTY形式の秘密鍵**（**.ppk**ファイル）を保存します。
• 変換後の秘密鍵（.ppkファイル）が選択されていることを確認し、「OK」で設定を閉じます。

2.3 ログインとアップロード

• ログイン画面に戻り、「ログイン」を押下します。
• パスフレーズの入力を求められたら、鍵生成時に入力したパスフレーズを入力します。
• 接続が成功すると、画面の右側にエックスサーバーのファイルが表示されます。
• 左側のローカルPCのファイルから、右側のサーバーのディレクトリ（例：public_html内）へファイルを**ドラッグ＆ドロップ**すればアップロード完了です。